布団の湿気取りに除湿シートを使うなら、吸湿センサー付きで、天日干しで繰り返し使えるものを選ぶのが正解です。
「朝、布団の裏側がしっとりしている」「押し入れにしまった布団がカビ臭い」
そんな悩みの正体は、寝ている間にかく汗と、床との温度差で生まれる湿気です。
除湿シートはその湿気を敷布団の下(または上)で吸い取るもので、干すタイミングが色で分かるセンサー付きなら、メンテナンスの失敗もありません。
この記事では、布団に湿気がたまる理由と、素材の違う除湿シート3種の選び方をまとめました。
- 布団の湿気は「汗+床との温度差」が原因。除湿シートは予防、布団乾燥機は対処、と役割が違う
- 3種ともセンサー付きで天日干し再生型。違いは素材(高吸湿繊維/シリカゲル)と「洗えるかどうか」
- 価格はシングル4,180円〜6,600円。吸湿量のml数値を公表している商品は今回の3種にはなかった
布団に湿気がたまる理由|除湿シートで防げること、防げないこと
結論から言うと、除湿シートは「湿気の予防」には効きますが、すでにカビが生えた布団を元に戻す道具ではありません。
人は寝ている間にコップ1杯分ほどの汗をかくと言
われます。その汗は敷布団に染み込み、下がフローリングや畳だと逃げ場がなく、温度差で結露のように溜まります。これが、布団の裏のしっとり感やカビ・ダニの原因になります。
除湿シートの役割は、湿気が布団に溜まる前にシート側で吸っておくことです。
正直な限界も先に言っておきます。
- すでに発生したカビやダニそのものは、除湿シートでは取り除けません(対処は布団乾燥機やクリーナーの担当です)
- 効果を保つには、天日干しでの再生が前提です。干さなければ吸湿力は戻りません
つまり選び方のコツは、素材の吸い方と、干す・洗うの手間が自分の生活に合うかどうか。この2点で比べるのが鉄則です。
除湿シートの選び方|3つのチェックポイント
1. 素材は「高吸湿繊維」か「シリカゲル」か
主流は2タイプです。シリカゲル系は湿気を吸って、乾燥すると放出する調湿タイプ。
高吸湿繊維(テイジンのベルオアシス等)は繊維自体が大量の水分を抱え込むタイプです。
どちらも天日干しで再生できます。
2. 吸湿センサー(干しサイン)があるか
湿気を吸うと色が変わるセンサーがあると、「いつ干せばいいか」が目で分かります。
今回の3種は全てセンサー付きですが、センサーが変わらなくても、2週間に1回を目安に天日干しするのが各メーカー共通の推奨です。
3. 洗えるかどうかはメーカーで真っ二つ
汗や皮脂で汚れる場所に敷くので、洗えるかどうかは大事な差です。
今回の3種では、洗濯できるのはアイリスオーヤマの敷きパッド一体型だけ。
テイジンは水洗い不可、西川は商品ページ・公式ページともに洗濯可否の明記が見つかりませんでした。
布団用除湿シート3種を比較|価格・素材・サイズ・洗濯
今回比べるのはこの3種です。置く場所と素材がそれぞれ違います。
| 項目 | テイジン 快眠ドライプラス 防ダニタイプ | 西川 サラネル | アイリスオーヤマ 除湿敷きパッド BSP-JB-S |
|---|---|---|---|
| 価格(シングル・税込) | 4,480円・送料無料 | 5,500円 | 4,180円・送料無料 |
| 素材・仕組み | 高吸湿繊維ベルオアシス | シリカゲルBタイプ(調湿) | シリカゲルB型内蔵の敷きパッド一体型 |
| 置く場所 | 布団の下 | 布団の下 | 布団の上(敷きパッドとして) |
| サイズ(シングル) | 約90×180cm・約0.66kg | 90×180cm | 約100×205cm・約1.7kg |
| 吸湿センサー | あり | あり(ピンク⇄ブルー) | あり(ブルー→ピンク) |
| 洗濯 | 不可(ドライクリーニング) | 明記なし(要確認) | 可(センサー取り外し・ネット使用) |
ここからは1種ずつ、デメリットから正直に見ていきます。
テイジン 快眠ドライプラス 防ダニタイプ|高吸湿繊維ベルオアシスの吸う力
まずデメリットから。
- 洗濯はできません。水洗いすると吸湿センサーが故障するおそれがあり、汚れた場合は水を使わないドライクリーニング対応です
- ダニ忌避効果の目安は1年ほどとされ、シート自体の交換時期とは別に考える必要があります
そのうえで、メリットは圧倒的です。
- 独自の高吸湿繊維ベルオアシスを使い、公式の説明ではシリカゲルの2倍・木綿の7倍の吸湿性能とされています。今回の3種で、吸湿性能の根拠を具体的に説明しているのはこの商品だけでした
- 防ダニ・抗菌防臭付きで、日本製。湿気対策とダニ対策を1枚で兼ねられます
- 約0.66kgと軽く、干す時の持ち運びが楽です
おすすめな人:吸湿力とダニ対策を優先したい人。干す手間は惜しまないけれど、洗えないことは割り切れる人にまさにうってつけです。
西川 サラネル|シリカゲルBタイプの調湿シート、寝具メーカーの定番
デメリットから正直に。
- 3種で一番高い価格です
- 洗濯できるかどうかが明記されていないので、洗える前提では買わないでください
メリットはこちらです。
- 中材はシリカゲルBタイプで、湿度が高い時は吸い、低い時は放出する調湿タイプ。汗のにおいの成分(アンモニア等)も吸着するとされています
- センサーは湿るとピンク、乾くとブルーに戻る分かりやすい仕組みです
- サイズはシングル・セミダブル・ダブルの3展開があり
- 寝具メーカー西川の製品で、仕様の確認先がはっきりしています
おすすめな人:寝具メーカーの定番品で選びたい人。家族分をサイズ違いで揃えたい人。
アイリスオーヤマ 除湿敷きパッド BSP-JB-S|洗える一体型、敷きパッドとして使う
デメリットから。
- メーカー公式の商品情報ページでは「生産終了」と表示されているが、楽天公式店では販売中。ただし、在庫限りになる可能性があり、長く使う前提なら後継品の確認もおすすめ
- 約1.7kgと3種で一番重く、干す時の出し入れは少し手間です
メリットは「洗える」ことです。
- 除湿シートを内蔵した敷きパッド一体型で、布団の上に敷いてそのまま眠れます。センサーだけ取り外せば洗濯機で洗えるのは3種でこれだけ
- 湿気センサーはブルーからピンクに変わったら干し時、と分かりやすい設計
- 6層構造で、主成分の珪砂には消臭作用があるとされています
- 4,180円と3種で一番安く、送料無料ライン(3,980円以上)も満たします
おすすめな人:洗えないシートに抵抗がある人。敷きパッドと除湿を1枚で済ませたい人。
布団の湿気取り よくある質問
Q. 除湿シートはどこに敷くのが正解ですか?
A. 基本は敷布団と床(またはベッドマット)の間です。ただしアイリスのような一体型は敷きパッドとして布団の上に敷きます。商品ごとに指定が違うので、説明書の置き方に従ってください。
Q. 干す頻度はどれくらいですか?
A. 3種に共通する目安は、センサーの色が変わったら干すこと。色が変わらなくても2週間に1回を目安に天日干しするのが、テイジン・西川の公式推奨です。
Q. 除湿シートがあれば布団乾燥機はいりませんか?
A. 役割が違います。除湿シートは湿気の「予防」、布団乾燥機は熱でダニを弱らせて湿気を飛ばす「対処」です。ダニまで気になる人は、両方を組み合わせるのが正解です。
関連記事:ダニ対策の布団クリーナーと布団乾燥機の記事も、あわせてどうぞ。
[内部リンク設置箇所:布団クリーナー記事/布団乾燥機(ダニ)記事]
Q. 押し入れにしまう布団にも使えますか?
A. 使えます。収納中の湿気とカビ臭の予防にシートを一緒にしまう方法もあります。ただししまう前には布団自体をよく干してからにしてください。湿ったまま閉じ込めると逆効果です。
この記事のまとめ
- 布団の湿気は「汗+温度差」が原因。除湿シートは予防の道具で、センサー付き・天日干し再生型が基本
- 吸湿力とダニ対策ならテイジン 快眠ドライプラス、寝具メーカーの定番なら西川 サラネル、洗える一体型ならアイリスオーヤマ BSP-JB-S
- 吸湿量のml数値を公表している商品は今回の3種にはなかった。素材の説明と、干す・洗う手間の合い方で選ぶのが現実的
- 西川の洗濯可否は公式にも明記がなく、アイリスは公式で生産終了表示あり。買う前に各ページの最新表示を確認してください
布団の裏のしっとり感は、放っておくとカビとダニの両方を呼びます。シート1枚と2週間に1回の天日干しで防げるなら、それが一番安い対策ですよ。
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